2011年07月15日

【タピラス物語】じゅんばん、じゅんばん

この【タピラス物語】では、話を長めにしてあり、映像と映像で流れるナレーションも文章でご紹介していきます。
ぜひとも、子どもたちに読み聞かせてあげてください。




なんだろう たくさんの子どもたちが 一列に並んでいる
おや看板だ <第6回 春の満月音楽会> その入場キップを配る行列でした 
タピラス村では 春と秋の満月の夜に 音楽会が開かれるのです

評判がよいので あちこちの村からも 子どもたちが集まります 
みんな よい席をとりたくて 朝から並んで列ができました
疲れると列は乱れる ちょっとできた女の子たちのすき間に
見なれない2匹のタピラスが あ もぐりこんだ!
「ねえ あの人たち ずるいよ! 外からきて割り込んだ」
と 列の後ろから声が聞こえます 「ずるい! ずるい!」
でも2匹は知らん顔 体が大きく こわい顔でみんなをにらみます

見ていたタピーラが 2匹に近づいて いいました 
「割り込みはいけないわ みんな順番に並んでいるのよ 
あなたたちも 列のうしろに並んでください」
すると 2匹は すごい顔でタピーラを にらみつけました
「なんだよ おまえ えらそうに おれたちに命令するのかよぉ
ここんところがよ あいてたから その後ろについたんじゃねえか 
並ぶんなら並ぶんで すき間なんてあけんなよ どくもんか」

タピーラは怒りました 「体が大きいからって 勝手なことをしないでよ
私たちの村はね あなたみたいに自分勝手なひとは いてほしくないの
「そうよ そうよ 自分の村におかえりなさいよ」と 女の子たち
その合唱に負けて 2匹のらんぼうものは 逃げ出していきました

「ああ こわかった タピーラちゃん ありがとう」
「でも タピーラも 強いのね」と上級生
「力を合わせれば 悪さは防げるって 先生がいってるじゃない」
タピーラは ほほえみながらいいました
ほんとうは 自分もちょっぴりこわかったのですが




posted by タピーロとタピーラ at 13:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | タピラス物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月13日

【タピラス物語】となり村への子ども大使

この【タピラス物語】では、話を長めにしてあり、映像と映像で流れるナレーションも文章でご紹介していきます。
ぜひとも、子どもたちに読み聞かせてあげてください。



ある朝のこと 「タピーロ」とお父さんがおごそかにいいました
おまえも十歳になった となり村まで使いに行ってもらうことになった
このてがみと おくりものを川端村(かわばたむら)の長老さんにお届(とど)けするのだ
村の代表だ 相手(あいて)の目を見て 礼儀(れいぎ)正しくあいさつをするのだぞ

いよいよ 出かける日がきました
こんにちは 川端村(かわばたむら)の長老さま 丘本村(おかもとむら)のタピーロです
長老さまには お元気のご様子(ようす) お喜びもうしあげます
このごろニンゲンの悪い夢がふえて 私たちも心配しています
そこで二つの村の子どもたちが 力を合わせ助け合えるように
「なかよし祭り」を考えました 森の「ともいき」を守るためです

「なかよし祭り」はきみが考えたのか と長老
子どもたちみんなで相談しました とタピーロ
ちかごろの子どもは挨拶もしない 困ったものだと 川端村(かわばたむら)の
長老たちは思っていたので タピーロの挨拶(あいさつ)に感心しました
さっそく 子どもたちをあつめて タピーロの提案(ていあん)を話しました

じつはタピーロの村でも おはよう こんにちは さようなら 
ありがとう ごめんなさい などの挨拶が おろそかになり
お年寄(とりより)りや 親(おや)をを敬う態度(たいど)が 乱(みだ)れてきたのです
そこで長老や大人が 「子ども大使(たいし)」という工夫を考えたのでした
まもなくとなり村から 「なかよし祭り」に賛成(さんせい)する使いがやってきました
その子も礼儀(れいぎ)正しく挨拶をしたということです めでたし めでたし


posted by タピーロとタピーラ at 19:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | タピラス物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月01日

【タピラス物語】待つ その時がくるまで

この【タピラス物語】では、話を長めにしてあり、映像と映像で流れるナレーションも文章でご紹介していきます。
ぜひとも、子どもたちに読み聞かせてあげてください。



早く 大きくなりたいよう
早く 色の帯をしたいよう
タピラスの子どもたちがダダをこねます

幼稚園の先生は にこにこ笑って抱き上げます
ほうら こんなに大きくなったじゃないの
やだやだ うり坊ってみんながいうんだもん
そうだよ そうだよ お兄ちゃんまでそういうよ

からかっているのよ 自分だってうり坊だったくせに
ねえ先生 どうすれば早く大きくなれるの? 教えてよ
先生がいいました お日さまは いつのぼるの? 教えてちょうだい
朝だよ! きまってるじゃない 先生知らなかったの?
だったら分かるでしょ 夜のに空にはお日さまはいないことが
どんなにお日さまに会いたくても 朝まで待つでしょう?

みんなの大好きな果物だって お花が咲いたあと
しばらくたってから 食べられるようになるんでしょう?
なんでも順番があるのよ 時間がかかるものなのよ
静かに待つことね 自然の恵みは待っていないといただけません
自分勝手なことをいって お母さんを困らせてはだめよ

タピラスの園児たちは すこし分かったような気がしたのでしょう
待つということが大切なことを この村のタピラスたちは
よく知っています 決してあせらず 無理をしないで
ながいあいだ 暮らしてきたのでした タピラスは
自分たちが自然の一部であることを 知っているのだと思いますよ



posted by タピーロとタピーラ at 17:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | タピラス物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


動画無料ゲームセキュリティソフトウイルス対策 無料Office
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。