新月の後に初めて見える月です。
旧暦で、第三日目の夕方に出る細い月。季語では、特に旧暦八月三日の夜の月をいいます。「朏」書いて「みかづき」と読みますが、これは姿が初めて見え出した月を表しています。「朏(ひ)」は、初めて、帳を開いて姿を 出すが原意です。三日月には、この他、眉月(まゆづき・女性の眉に似た月。)、初月、若月、蛾眉(がび)など、実に異名が多く、眉月とか蛾眉など の異名は、その形から生じたものです。古代人は三日月の鋭い形を見て、不思議な力、霊力があると信じたかもしれません。
皆さん、夕方西の空を見てみましょう。