この【タピラス物語】では、映像と映像で流れるナレーションも文章でご紹介していきます。
ぜひとも、子どもたちに読み聞かせてあげてください。
タピラスの子どもたちが、歌ってるよ。
タピーロもタピーラも、踊りながら歌ってるよ。
ほうら、丘のほうから聞こえてくる、聞こえてくる。
こんにちは、こんにちは、ようこそ、赤ちゃん。
おめでとう、おめでとう、みんなの、赤ちゃん。
なんだかお日さまも、うれしいみたいに輝いて、
なんだかお池も、喜んでるみたいに、さざ波立てて、
赤ちゃんの誕生を、祝っているんだね。そうだよね。
輪廻(りんね)なんだってさ。おじいさんがいってたよ。
ねぇ、ねぇ、輪廻(りんね)って、何のこと?
物知りのフクロウさんに、聞きに行こうか。
フクロウのミネルバは、タピラスの子どもたちに、こういった。
「いのちは、めぐっているのじゃ。生まれて死んで、また生まれる。
いのちのめぐりが、輪廻(りんね)なんじゃ。現れて、かくれて、また現れ、
永遠に、輪廻(りんね)はつづく。森の自然を大切にしていればな。」
タピーロもタピーラも、分かったような、分からないような。
でも、めぐりの話にうれしくなって、また踊りだす。
さあさあ、名前は? なんとつけたものかなあ。
だれか、よい名前を考えてくれないか?
赤ちゃんのお父さんが、そういっているそうだ。
こんどの赤ちゃん、男の子? 女の子?
どっちもいいね。新しいいのち、おめでとう。
誕生は、タピラス村もんなの、幸せなんだよね。
posted by タピーロとタピーラ at 16:36
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タピラス物語
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